冠婚葬祭-しきたりとマナー

結納とは

この記事は2017年10月23日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

まず、結納とはどのような儀式なのでしょうか?



結納イメージもともと結納は、やがて花嫁となる女性のご両親に、今日まで育てあげたねぎらいの意味を込めて、小袖一かさねを贈ったものです。本来は「ゆいのもの」と呼ばれ、二つの家が新しく婚姻関係を結ぶ為に一堂に会して飲食するお酒や肴のことでした。このお酒や肴が次第に現在のように結納金と結納品に変わりました。



結納は最近減ってきているのですか?


仲人を立て、仲人が新郎のおうちから結納の品を預かり、新婦のおうちにお届けする・・・という昔ながらの結納はほとんどいらっしゃいませんが、ご両家だけでのご結納はとても多いですよ。特に最近は若い二人、ご本人同志が結納のことを大進に相談しに来店される傾向があります。



そうなのですか。よく、結婚式は本人が決めるが、結納は親に任せている…という話も聞きますが?


ご両親に任せている…という方もいらっしゃいますが、ご本人が熱心に本やネットで結納のことを調べた後、わからなかったことや疑問に思ったことを大進に聞きに来るというかたも多いですよ。
やはり経験したことの無い儀式ですし、結納の品を見たことも無いという方がほとんどですので、本やネットでは、わかりにくかったとも言われていました。地元のお店で広島の結納の話を聞き、実物を見ることで安心されるのだと思います。



関心ですねぇ?


そうですね。先日、大進に来店されたお客様の話ですが、ご本人は「結納はしなくても良い」と思っていたらしいのですが、たまたまご友人が結納をされたらしく「お互いの両親がとても喜んでくれて、本当にやってよかった。絶対にしたほうが良いよ」と勧められたそうです。
結婚を2人の間だけで約束するというのと、両家のご両親の前で婚約する…というのでは、やはりご両親も安心するのでしょうね。また、結納をして祖父母、おじいちゃん、おばあちゃんが喜んだという話もよく聞きますよ。



結納を交わす時期に決まりはありますか?結婚式の何ヶ月前にしたほうが良いのでしょう?


以前は挙式の6ヶ月前くらいに行われていましたが、最近は両家の都合に合わせてさまざまです。最近は新郎新婦も、ご両親も働いているケースが多く、お休みが取れるタイミングで結納を交わす方も多いため、「まだ結婚式はいつにするか決めていないが結納をする」という方もいらっしゃいますし、「来週結婚式だけど、結納していなかった!という話になって急遽明日します。」と言う方もいらっしゃいました。お日柄としては大安、友引が良いでしょう。
また、おめでたいことは午前中に行うのが一般的ですので、午前中に結納をかわして、昼食をみなさんで一緒にとるという形が多いです。

この記事は2017年10月23日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。