冠婚葬祭-しきたりとマナー

四月の行事

この記事は2016年04月11日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

4月は「卯月」と言いますよね。その由来は何でしょうか?


卯の花「卯月」の由来は、卯の花が咲く月「卯の花月(うのはなづき)」を略したものです。「卯の花」は「空木(うつぎ)」の別名です。
ユキノシタ科ウツギ属で白くて可愛い花を咲かせます。
また、十二支の四番目が卯(うさぎ)なので、「卯月」と呼ばれるようになったという説もあります。



4月1日はエイプリルフール、嘘をついてもいい日とされていますが、この由来は?


エイプリルフール「四月馬鹿」とも言われますよね。その由来は様々な説があります。
昔、フランスは新年を4月1日として祭りを開催していました。ところが1564年にフランス国王のシャルル9世が、1月1日を新年とする新しいグレゴリオ暦が採用しました。
それに反発したのが国民たちです。人々は皮肉を込めて、4月1日を「うその新年」として馬鹿騒ぎをするようになり、それが、エイプリルフールの由来とも言われています。



4月の行事、他には何がありますか??


4月8日の「花祭り」があります。本来は「潅仏会(かんぶつえ)」と言い、お釈迦様の誕生日を祝う行事です。
お釈迦様がお生まれになった時、九頭の竜が天から甘い水を吐いて、お釈迦様の初めてのお風呂にした、という言い伝えがあり、花祭りではお釈迦様の像に甘い水をかけます。
また、花祭りといえばお稚児行列。私も小さい頃参加しました。綺麗な着物をきて、かんむりを頭に載せて、お化粧もしてもらえ・・・ただ、写真はあるのですが、あまり覚えていないのが残念です。
お稚児行列には、お釈迦様の御誕生日をお祝いすることで、お子様が健やかに育ちますようにという両親の祈りの気持ちが込められています。



そして4月13日は「十三参り」ですよね。意味と由来は? 


十三参りは旧暦の3月13日、現在では4月13日に数え年で13歳になった男女が、無限の智恵と慈悲を持つと言われる虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)にお参りして、福徳や知恵を授かる行事です。
十三参りはちょうど生まれた年の干支が初めて巡ってくる年の13歳に行います。
13歳といえば、ちょうど子供から大人へ変る時期。神社仏閣へお参りして大人としての自覚を促し、心身の健康を祈ります。現在では知恵を授かるということで、学力向上の意味合いも含むようになりました。特に関西地方で盛んです。



4月29日は「昭和の日」ですね?


4月29日は、もともと昭和の時代に「昭和天皇の誕生日」という祝日でした。1989年に昭和天皇が崩御されたことを受けて、「生物学者であり、自然を愛した昭和天皇をしのぶ日」として、「みどりの日」となりましたが、2007年に「昭和の日」と改めました。
一年に一度めぐってくるこの日に、時代を改めて見つめなおしてみましょう。

この記事は2016年04月11日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。