冠婚葬祭-しきたりとマナー

六月の行事

この記事は2015年05月25日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

6月といえば雨がたくさん降る時期ですが、「水無月(みなづき)」…水の無い月って言いますよね?


june.jpgそうですよね。「水無月」の名前の由来にはいろいろな説があります。「旧暦の6月は梅雨が明けて
水が枯れて無くなる月だから」という説や、逆に『田植えが終わって田んぼに水を張る必要の有る月
「水張月(みずはりつき)」と言ったことから「水の月」と書いて「みなづき」と読ませた、という
説があります。



6月といえば「ジューン・ブライド」…6月の花嫁は幸せになれるという言い伝えがありますよね?


はい。「ジューン・ブライド」はヨーロッパから伝わった、幸せな結婚にまつわる言い伝えの一つです。
ギリシャ神話の主神ゼウスのお妃の女神ヘラは、結婚、出産をつかさどり、家庭・女性・子供の
守護神と言われていました。そして、ヘラが守護している6月に結婚式をあげると女神ヘラの加護を
受けて、一生幸せになるという言い伝えが生まれたと言われています。



5月には母の日がありましたが、6月の第3日曜日は父の日ですよね?


はい。父の日はアメリカで始まりした。1909年にアメリカのワシントン州に住むジョン・ブルース・
ドット夫人が、男手一つで6人の兄弟を育ててくれた父を讃えて、教会の牧師に父の誕生日の6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。当時は「母の日」がすでにあったことから、
彼女は父に感謝する日も必要と考え、牧師教会に嘆願して「父の日」は広まっていき、1916年には
アメリカ全土で行われるようになりました。
アメリカで正式に祝日となったのは1972年のことです。日本では1950年頃から広がり始め、
一般的な行事になったのは1980年代のようです。



「母の日」といえば赤いカーネーションですが、「父の日」の花ってあるんですか?


「父の日」の花はバラです。これはドット夫人が、父の日に父親のお墓に白いバラを供えたことが
由来のようです。日本では「黄色いバラ」や「白いバラ」が一般的のようですよ。また、最近は
日本では亡くなられたお父さんにお線香を贈る方も多いです。
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あと、6月といえば夏至がありますよね。一年で、昼間が最も長く、夜が最も短い日ですよね?

はい。今年は6月22日が夏至です。夏至は、冬至と比較すると、昼間の時間差が4時間以上も
あります。また、冬至にかぼちゃを食べる風習がありますが、夏至は地方によってさまざまで、
関西ではタコを食べる習慣があり、関東では焼いたお餅をお供えするそうです。

この記事は2015年05月25日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。