冠婚葬祭-しきたりとマナー

八月の行事

この記事は2019年08月05日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

8月は「葉月」と言いますが、なにかいわれがあるのでしょうか?


原爆ドームの写真葉が紅葉して落ちる月、「葉落ち月」から「葉月」となったという説があります。葉が落ちるのは秋では?と不思議に思われるでしょうが、旧暦では8月は秋なのです。



そして明日、8月6日は原爆の日ですね。


8月6日は広島平和記念日です。原爆死没者の霊を慰め世界の平和を願う、広島平和記念式典が開催されます。そして3日後の8月9日は長崎平和の日。8月15日は「戦争で尊い命を国の為に捧げられた戦没者を追悼し、平和を祈る日」として1982年に制定された「終戦記念日」となっています。



ほかにはどのような日があるのでしょうか?


8月1日は八朔の日です。八朔の朔という字は、左側は「元に還る」という意味、そして右側は「月」ですので、「月が元に還る」すなわち「新月」を指していて、「はじまり」や「ついたち」の意味があります。ですから、1日の1を朔と書いた、八月朔日(ついたち)の略が八朔です。
八朔の日は別名「田の実の節句」とも言われます。「田の実」とは稲の実のことで、稲の実りを神に感謝して行われていたものが、やがて日頃おせわになっている人に贈り物をして感謝を伝える日となったと言われています。



他にも8月の行事があれば教えてください。


夏休み期間の7月下旬~8月下旬にかけて、全国各地で花火大会が開催され、夏の風物詩となっています。日本で最初に花火を見たのは、伊達政宗という説と、徳川家康だったという説があります。家康が花火を見たのをきっかけに、将軍家をはじめ諸大名の間で花火が流行し、江戸の町民にまで広がったそうです。



暑い8月ですが、8月8日は「立秋」ですよね?


二十四節気では8日が「立秋」です。「暑中お見舞い」もこの日を境に「残暑お見舞い」となります。
よく「今日は立秋。暦の上では秋ですが今日は非常に暑く・・・」なんて聞きますが、立秋の時期は、一番気温が高い時期でピークを迎えることで、秋に向け次第に暑さが緩む時期です。そして23日は「処暑(しょしょ)」で、暑さが終わるという意味があります。お盆を過ぎて、この頃になると、朝夕過ごしやすくなりますが残暑が厳しい日も多いため、熱中症対策は充分必要です。

この記事は2019年08月05日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。