冠婚葬祭-しきたりとマナー

のし袋・金封 パート2

この記事は2015年02月23日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

のし袋の水引って、いろいろな種類がありますよね?
黒白はお悔やみ、紅白はお祝い…というのは分かりますが、蝶の結び目や上に向いている結び目のものなどありますよね?


結び切り、アワジ結び、蝶結びのイメージはい。紅白の水引で結び目の最後が上に向いているものは「あわじ結び」と言います。
左右の和が互いに結び合って、両端を持って引っ張るとさらに強く結ばれることから、末永くお付き合いしたいという意味を持ちます。
「結びきり」とはまた違うんですが、「あわじ結び」の金封は主に御結婚や御見舞などの何度も繰り返さないお祝い事に使います。
また、お悔やみの金封もこの結び方です。



なるほど。では蝶の結び目は何度あっても良いお祝い事に使うってことですね?


はい、その通りです。「蝶結び」は結び目が簡単に解けて何度も結び直せるとの意味合いから、
何度繰り返してもめでたいお祝い事に使います。ご出産のお祝いや、新築お祝い、
また玉串料などにも使う金封です。



お金の入れ方に決まりはありますか?


お札には表裏があります。人物が印刷されてある側が表になります。お祝いはお札を表に向けてお金を入れます。お悔やみは裏を向けます。
上下は特別ありませんので、人物の方が上でも下でも構いません。また、中袋には「金○○円」と中央に大きく書きます。「也」は書かなくて構いません。
また、お祝いの場合、お金は新札を入れるのがマナーです。




お祝い事やお悔やみ事、御礼…などなど、入れる金額は迷いますよね?


そうですね。大進への問い合わせも実は金額に関しての質問が一番多いのですが、金額はなかなかはっきりとお答えできません。
地方や友人間、親戚関係などでも違いが有りますし、社内の決まりがある会社もあります。近い方々と相談されると良いと思います。



金封といえば、ふくさに入れて行きますよね?


はい。金封をバックからそのまま差し出したり、包んであったビニール袋に入れたまま渡すのは失礼に当たります。
金封を渡される直前までふくさにいれておき、その場で開いて金封のみ渡すようにします。名前は渡す相手のほうへ向けて渡してください。

この記事は2015年02月23日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。