冠婚葬祭-しきたりとマナー

子どものお祝い パート2

この記事は2016年03月21日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

先週は「お宮参り」までお聞きしました。お宮参りの後は、どのようなお祝いがありますか?


一升餅「お食い初め」があります。これは生後100日目にする儀式で、赤ちゃんが一生食べ物に困らないように、という願いが込められている儀式です。
「百日(ももか)の祝い」や「箸祝い」「歯固め」という呼び名も有りますよ。
たとえ一粒でも食膳にあがったものを赤ちゃんに食べさせるまねをします。やはり身内のみにてお祝いしますが、この日に集まった人の中で最年長者が食べさせるのが一般的ですね。
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「お食い初め」のお祝いの膳には、どの様な料理を用意すれば良いのでしょう?


お祝いの膳は、料理は赤飯に尾頭付きの鯛、煮物、香の物、お吸い物などの汁物の一汁三菜が基本で、それに紅白の御餅5個添えた二の膳がつきます。
また、丈夫な歯が生えるようにと歯固めの小石をのせたり、しわができるまで長生きするようにと梅干をのせたりと様々な縁起を考えた習慣があります。



「お食い初め」の次はどのような、お祝いがありますか?


次は初誕生があります。満一歳のお誕生日ですが、この時に一升餅…1.8kgのお餅をお子様に背負わせます。
先ほどのお食い初めと同様、一生食べ物に困らないようにという願いが込められています。そして、初誕生の前後にある初節句がありますね。
ご存知のように3/3のひな祭り、桃の節句と5/5の子供の日、端午の節句となります。



次はどんなお祝いがありますか?


「七五三」があります。七五三も子供の成長を祝い行われるお祝いです。
一般的には、女の子は3歳と7歳。男の子は3歳と5歳にお祝いをするとされていますが、地方によっては違いもあるようです。



七五三の由来は何でしょうか?


七五三の由来については様々な説がありますが、武家社会の風習で、「髪置きの祝い」「袴着の祝い」「帯びときの祝い」が元になったといわれています。
初めて聞かれる方も多いのではないでしょうか?
昔は3歳になると男女とも、それまでのおかっぱから髪を結い上げ、男の子は男の子らしく、
女の子は女の子らしく髪を分けます。その儀式が「髪置きの祝い」です。
そして、5歳になった男の子が初めて袴をはく「袴着の祝い」。7歳になった女の子が、それまでひも付きの着物を着ていたのを帯でしめる着物に替える「帯びときの祝い」がありました。
昔はこれらの儀式を通じて、子供の無事の成長を感謝し、一人前の人間として社会に認められるきっかけとしていたようです。

この記事は2016年03月21日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。