冠婚葬祭-しきたりとマナー

その他のお見舞い

この記事は2016年07月25日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

お見舞いというと「病気のお見舞い」を連想しますが、
その他のお見舞いとはどのような物があるのでしょう?


暑中お見舞いイメージ「お見舞い」とは、もともとは「誰かを訪問する」ことを示す日本語です。また、昔は「巡回する」「見回る」という意味で使われています。
現在では、一般的には災害や事故などで怪我をした方や入院中の人を訪れて慰める行為として使われますが、季節のご挨拶の「暑中お見舞い」や「残暑お見舞い」、「寒中お見舞い」などに使われます。



今でしたら「暑中お見舞い」ですね?


はい。「暑中お見舞い」や「残暑お見舞い」は、夏の暑さが厳しい時期に、日頃なかなか会えない知人や友人、お世話になっている人などに安否伺いや近況の報告をする季節の挨拶状です。
「暑中お見舞い」を送る時期ですが、一般的には梅雨が明けてから立秋前までです。
立秋を過ぎますと「残暑お見舞」となります。



震災や火災などの「災害のお見舞い」もありますよね?


はい。地震や火災などの災害にあった方には、可能であれば、まずは駆けつけて、はげましの言葉をかけ、お手伝いをされるのが一番だと思います。
品物を贈る場合は、早めに食料品や飲料品、タオルや毛布などの日常必需品を先方の様子、状況を確認して送ります。
現金を贈られる場合は先方が少し落ち着かれてから贈ると良いでしょう。この場合はのしや水引は付けず、白無地のお金づつみに入れます。表書きは、「御見舞」とします。



「災害のお見舞い」をもらったときも、お返しをした方が良いのでしょうか?


「災害のお見舞い」を頂かれた方は、まず「生活の建て直し」が最優先ですので、お返しをする必要はありませんが、落ち着かれましたらその後の報告をかねて地元の品など送られてはいかがでしょうか?



最近、「新盆(にいぼん)お見舞い」もよく聞きのですが、どのような意味なのでしょうか?


亡くなった方が初めて迎えるお盆の事を新盆、初盆と言います。「新盆お見舞い」とは、故人と生前親しくしていた方が盆提灯やお花、お線香などをお届けし、供養の気持ちを伝えることです。
本来は新盆法要の際やお焼香にお伺いした際に持参しますが、遠方でどうしても直接伺えない場合はお盆の前日までに届くように発送しましょう。

この記事は2016年07月25日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。