冠婚葬祭-しきたりとマナー

五月の行事

この記事は2015年04月27日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

5月は別名、皐月(さつき)とも言いますよね?


田植えの写真はい。稲の苗を育てる苗床を田んぼへ移し植える頃の若い苗を「早苗(さなえ)」と言います。
この早苗を植える時期で「早苗月(さなえつき)」を略して「皐月」となったともいわれています。「早月」とも書きます。「皐月」の「皐」には、「神に捧げる稲」という意味があります。



5月と言えば、やはりゴールデンウィークですよね?


本来は5月3日の憲法記念日、4日のみどりの日、5日のこどもの日までの3日間を指しますが、直前直後に土曜・日曜・振り替え休日がある場合、それらを含めてゴールデンウィークと呼びます。
ゴールデンウィークは、1951年(昭和26年)、現在のゴールデンウィークにあたる期間に上映された映画がお正月やお盆と同じくらいヒットしたのを規に、多くの人に映画を見てもらおうと、当時の大映の専務による造語の和製英語だそうです。
当時は「黄金週間」といわれていたそうですが、インパクトにかけることから「ゴールデンウィーク」になったそうです。




5月5日は「こどもの日」ですよね。
5月5日が「こどもの日」になったのはいつ頃からなんでしょう?


昭和23年、1948年に国民の祝日として「こどもの日」が誕生しました。古来より5月5日は「端午の節句」として男の子の成長を祝う日でしたが、1948年に定められた国民の祝日法によって「こどもの日」と決まりました。
「こどもの日」は「子供の人格を重んじ、子供の幸福を願うとともに、母親に感謝する」日で、「端午の節句」とは少し意味が違うものです。
当初は桃の節句の3月3日や、学年が始まる4月1日という案も出ましたが、3月3日は北海道がまだ寒すぎる、4月1日はエイプリルフールと重なるという理由から却下され、5月5日になったそうですよ。
ちなみに、こどもの日は世界各国にありまして、中国は6月1日、エジプトは11月20日、韓国は5月5日と国によって様々です。



あと、5月といえば「母の日」もありますよね?5月の第2日曜日、今年は5月10日ですよね?


そうですね。母の日は、お母さんの日頃の苦労をねぎらって、感謝を表す日です。
日本では、5月の第2日曜日が「母の日」ですが、違う日の国もあります。例えばスペインは5月の第1日曜日で、北欧のスウェーデンでは5月の最後の日曜日になります。



ちなみに「母の日」はいつ頃から始まったのでしょうか?


日本での「母の日」の歴史は以外に古くて、日本では昭和6年に大日本連合婦人会を結成したのをタイミングとして、皇后様の誕生日である3月6日を「母の日」としました。
今とは違っていたんですよね。現在の5月の第2日曜日になったのは、昭和24年頃で、アメリカに倣ってだそうですよ。

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この記事は2015年04月27日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。