冠婚葬祭-しきたりとマナー

3月の行事

この記事は2020年03月02日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

3月の行事と言えば明日は「ひな祭り」ですが、他にはどのような行事があるでしょう?


ホワイトデーのマシュマロの写真3月5日は二十四節季(にじゅうしせっき)の啓蟄(けいちつ)です。啓蟄の「啓」は手紙の書きだしの「拝啓」の啓と書き、「開く」という意味です。「蟄」は虫が土に隠れている様子を表していて、暖かくなって生き物が土から出てくる時期という意味です。



よく耳にする二十四節季(にじゅうしせっき)とはどういう意味なのでしょう?


二十四節季は簡単に言うと1年を24の区分に分けたものです。太陽の動きに合わせて設定している為、季節や気候に密接な関係をもちます。春分や夏至も二十四節季のひとつです。



3月14日はバレンタインデーのお返しの日、「ホワイトデー」がありますね?


はい。ホワイトデーは日本で生まれた習慣です。始まりについては、いろいろな説がありますが、1970年代の後半に福岡市にある老舗のお菓子屋が「バレンタインデーのお返しにマシュマロを」とマシュマロを売り出したのが始まりで、その後クッキーやキャンディーを販売する菓子店が続いた・・・という説が最有力だそうです。名前の由来は、飴の材料である砂糖が白い為「ホワイトデー」と命名されたそうで、ホワイトには「正義」「正しい」「潔白」という意味があります。



3月20日の「春分の日」もありますよね?


「春分の日」は昼と夜の長さがほぼ等しくなります。この日を境にして夏至まで昼間が徐々に長くなっていきます。「自然を称え、生物をいつくしむ日」と法律で定められた祝日です。また春分の日をはさむ前後7日間を彼岸と言います。初日は「彼岸の入り」、中心の日は「中日(ちゅうにち)」、最後の日を「彼岸明け」と言います。



「お彼岸」にお墓参りをするのはなぜでしょう?


「お彼岸」は「彼の岸」と書き、極楽浄土を表します。お彼岸の日は太陽が真東から出て真西に沈みます。よって、この日の太陽を拝むことは、西にある極楽浄土に向かって拝むこととなります。また、この日に先祖の霊を供養すると、ご先祖様も自分自身も極楽浄土に成仏できるといわれていたため、「お彼岸」にお墓参りをする慣わしとなりました。そして、お彼岸と言えばおはぎを思い出しますよね?春は牡丹餅(ぼたもち)、秋はお萩(おはぎ)と呼ばれ、春は大きく、秋は小ぶりに作り、近所に配る習慣がありました

この記事は2020年03月02日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。