冠婚葬祭-しきたりとマナー

間違えやすい冠婚葬祭マナー

この記事は2017年10月09日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

のし袋の書き方で、よくある間違えはありますか?


金封まず、のし袋は熨斗が付いている袋となるため、不幸ごとの袋はのし袋とは言わず不祝儀袋と言います。のし袋、不祝儀袋もまとめて金封と言います。金封の書き方ですが、下の部分にご自分の名前を書きますが、苗字だけを書かれている方をみかけます。名前はフルネームで書いてください。また、会社名や肩書きを入れる場合は名前の右に小さく書き入れます。金封に名刺を貼るのは略式になり、正式には手書きをします。もし名刺を張る場合は真中ではなく本来は左端に張ります。



金封に連名で名前を書くときのルールもあるんですよね?


はい。名前を連名で書く場合は3名までです。4名以上になりますと、団体名や○○一同として、中包みの中に全員の名前と金額を記入した紙を入れます。書く順番は右から年長者や上者の順に書きます。



お金の入れ方にもルールがありますよね?


まず、お札に印刷されている顔ですが、顔が上に来ても、下にきても特に決まりはありませんのでどちらを上下にしてもかまいません。ただし「表」と「裏」は気をつけなくてはいけません。お札は、顔が印刷されているほうが表、無いほうが裏になります。ご結婚やご出産などの喜びとや、お祝いごとでは表…顔のある方を表にして入れます。反対に、お葬式などの不祝儀の袋へは裏返しにして入れます。



お祝いの金額も気をつけたほうが良いですね。よく割り切れない数字がいいと聞きますが…


そうですね。とくにご結婚などは割り切れず縁起が良いとされる奇数の金額になさる方が多いですね。ただし1万円では少ないが、3万では多いというかたは2万円でもかまいません。この際「2」という割り切れる数字が気になるようでしたら、1万円札を1枚、5千円札を2枚の合計3枚として奇数枚にされると良いでしょう。また偶数でも「8」は末広がりで縁起の良い数字として使われますし、奇数でも「9」は語呂もキリも悪いため「10」にされる方がほとんどです。したがって、お祝いをする金額、1万円以上ですと、1・2・3・5・7・8・10万円が目安です。



金封を手渡しするときに気をつけなくてはいけないことはありますか?


はい。金封を持っていく際は必ずふくさに入れましょう。差し出すときはふくさから取り出し、ふくさの上に金封を乗せて手渡します。金封の向きは相手の方に向くように渡してください。切手盆にのせますとより丁寧です。切手盆とは金封が調度おさまる大きさの小さなお盆です。

この記事は2017年10月09日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。