冠婚葬祭-しきたりとマナー

新生活 新築

この記事は2019年04月15日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

家を新築する時は何から始めればいいのでしょう?


新築のイメージまずは、基礎工事を始める前に、土地の神様に工事の無事を祈願する、地鎮祭があります。地鎮祭は四方に青竹を立てて、お酒やお米などを供え、神主さんにお払いしていただきます。この際の設営は、建設業者さんに用意していただくことが一般的です。この時の神主さんへのお礼は、「御神饌料」(ごしんせんりょう)、「玉串料」と書いて包みます。また、これによって工事が始まり、近所にご迷惑をかけることになりますので、菓子折りなどに「粗品」ののし紙をつけて、挨拶に伺うと良いと思います。



次にはどんなことがあるのでしょうか?


工事が始まって、途中大変重要な柱立てがあり、続いて、無事に棟が上がったことに感謝する、「上棟式」があります。やはり、この際の設営も建築業者さんに用意していただく事が一般的です。
地鎮祭と同じように、神主さんに祈願をお願いします。また、工事関係者の方には「御祝儀」を配ります。上棟式に招かれた方や、身近な方は「上棟御祝」を贈ります。お返しは「内祝」ののし紙です。



家が完成してからは、どのようなことをすれば良いのでしょう? 


家が完成したら、まずはご近所に挨拶回りをしてください。500円~2000円くらいの、タオルや洗剤、コーヒーなどの日用品が多いようです。のし紙は、「御挨拶」とします。
工事中にご迷惑をかけていますし、これからご近所付き合いが始まりますので、なるべくお早めにされることをお勧めします。



新築披露は、いつ頃、どのようにすれば、良いのでしょう?


新築披露は、家の整理が落ち着いてから、親戚や親しい友人を招待します。だいたい新築後1ヶ月~2ヶ月以内が目安です。お祝い事ですので、時間は午前中がよいでしょう。招待した方には、まずお家をお披露目して、料理でもてなし、記念品を配ります。のし紙は「新築記念品」または「落成記念品」とします。お値段はだいたい、5千円~1万円が相場です。
また、新築披露に招待していない方からお祝いを頂いた場合は、のし紙は「内祝」または「新築内祝」と書き、頂いた金額の半返しが目安です。



新築のお祝いにはどのような品物が良いのでしょう?


特別決まりはありませんが、時計や絵の額、花瓶、観葉植物などの家に飾っていただける品物や、キッチン雑貨がよく出ています。親しい間柄でしたら、本人の希望を聞かれても良いと思います。ストーブ、ライターなど火を連想させるものはタブーとされていますので、注意しましょう。
のし紙は、「御祝」または「御新築御祝」です。

この記事は2019年04月15日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。