冠婚葬祭-しきたりとマナー

長寿のお祝い

この記事は2016年09月19日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

長寿のお祝いって、いつ頃から行われるようになったのですか?


鶴長寿のお祝いは、奈良時代に中国の風習を取り入れたもので、初めは、数え年40歳以降、10年ごとに「四十の賀」「五十の賀」「六十の賀」などと呼んで祝っていました。
室町時代の末期頃から現在のように、還暦、古稀、喜寿などと祝うようになりました。



長寿のお祝いというと「還暦」が最も知られていますよね。


はい。還暦は満60歳のお祝いで、これは誕生した年の干支から60年目に同じ干支に戻ることを言います。
干支は十干(じっかん)と十二支の組み合わせで、60年で調度この二つの組み合わせが一回りし、「赤ちゃんに帰る」とも言われています。
今年の干支は「丙申(ひのえさる)」です。還暦のお祝いの色は赤です。赤いちゃんちゃんこと帽子を連想する方も多いでしょうね。



還暦のお祝いの色は赤ですが、年齢によって、お祝いの色が違いますよね?


はい。年代でお祝いの色は違います。70代の色は紫で、70歳の古稀(こき)と、77歳の喜寿(きじゅ)です。
80代の色は金茶で、80歳の傘寿(さんじゅ)と、88歳の米寿(べいじゅ)。そして、90代の色は白で、90歳の卒寿(そつじゅ)と、99歳の白寿(はくじゅ)です。
100歳の百寿(ひゃくじゅ)は桃色です。お祝いの品を選ぶ時の参考にしてください。



長寿のお祝いって、いつするという決まりはありますか?


この日にしなくてはいけない・・・という決まりはありません。誕生日や敬老の日、お正月などめでたい日にする方が多いようです。
最近はお盆にされるかたも多いですよ。やはり、ご家族や親戚が集まるときにされるようですね。また、お祝いは数え年でするのが本来のしきたりですが、満年齢でされてもかまいません。



お祝いの仕方に決まりはありますか?


そうですね。現代は還暦と言っても皆様まだまだ若いですので、お祝いの仕方はご本人と相談されると良いでしょうね。
本人や家族が主催して、親戚や親しい方をお呼びして食事会をする場合は記念品を配ります。紅白まんじゅうやかつお昆布などのめでたい物でも良いですし、記念に残る時計や陶器などにされる方も多いです。
のし紙は「記念品」や「○○記念」例えば、「還暦記念」として、本人の名前を書きます。長寿のお祝いを節目に感謝の思いを込めて、ご家族の絆が一層深まってほしいですね。
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この記事は2016年09月19日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。