冠婚葬祭-しきたりとマナー

香典のお返し

この記事は2020年03月16日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

頂いた香典はいつ頃お返しをすればよいのでしょう?


香典のイメージ香典のお返しは、忌明けの法要をした後にします。挨拶状と共に品物を贈るのが一般的です。
忌明けの法要とは、仏式では49日忌法要、または35日忌法要、神式では50日祭、キリスト教では1ケ月の召天記念のミサとなります。



香典のお返しは、全員に同じものではなく、いただいた金額によって
お返しする商品を変えたほうが良いですよね?


香典返しは一般的に「半返し」として、いただいた香典の半額が目安ですので、全員同じものは避け、頂いた金額によって商品を選びます。また、香典返しの掛け紙の表書きは、仏式でしたら「茶の子」、「志」、「満中陰志」です。「茶の子」とはお茶に添える茶菓子や、畑仕事の際、朝ご飯の前に口にする簡単な食事のことで、粗品を意味し、いつしか仏式の表書きになりました。「満中陰志」の満中陰は49日忌の事で、志は気持ちという意味です。



神式やキリスト教は表書きが違うのでしょうか?


神式は「偲草」です。故人を偲び懐かしく思う気持ちという意味です。キリスト教は「志」でお返しします



葬儀の際に会葬御礼(かいそうおんれい)を渡しますが、香典返しの一部としても良いのでしょうか?


会葬御礼は「お忙しい中、葬儀に会葬していただいてありがとうございます」というお礼の気持ちで渡しますので、香典返しとは別の物です。香典返しは会葬の御礼と、無事に忌明け法要を営んだことの報告を兼ねて送ります。香典返しを省き、会葬御礼のみするのは、礼を失することになりますので気を付けましょう。



香典ではなく、弔電やお供え物、生花などをいただいた場合もお返しは必要ですか?


特にお返しは必要ありません…とされていますが、最近はお返しされる方が多いようです。この場合は、金額がわかりませんので、だいたいの金額を予想し、半額をめどにお返しします。もし、お返しをされない場合は、葬儀後になるべく早く礼状を送ってください。
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この記事は2020年03月16日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。