冠婚葬祭-しきたりとマナー

喪中はがきが届いたら

この記事は2019年11月18日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

喪中はがきが届く時期になりましたね。喪中はがきを受け取ったら
「年賀状を出さない」だけで良いのでしょうか?何かしたほうが良いのでしょうか?


喪中ハガキのイメージ最近は葬儀を身内だけでされる方も増えつつありますので、「喪中はがきが届いて初めて訃報を知った」というかたも多いと思います。その場合は、年賀状を出さないのはもちろんですが、年内にお悔やみの言葉とともに、ご香典を渡すか、お線香やお菓子などをお供えとして贈られると良いと思います。



もし、自分が喪中で、喪中はがきを準備している最中に、出すつもりでいた相手から喪中はがきが届いたらどうすれば良いのでしょうか?


「相手が喪中なら年賀状を出す必要もないし、喪中はがきを出さなくても良いのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、喪中はがきは、「近親者に不幸があったので、年賀欠礼致します。」ということを伝える挨拶状です。その為、「相手が喪中であるかどうか」は関係ありませんので、お相手が喪中でも出す必要があります。



喪中に、年賀状が届いらどうすればいいですか?


喪中に、年賀状が届いたという相談は良く受けます。「喪中はがきが届いていない」「喪中だと知りつつうっかり出してしまった」と理由もいろいろあるでしょうが、年賀状が届いた場合は、翌年の松の内が明けて、つまり15日以降に寒中お見舞いを出して、年賀状に対するお礼と喪中であることを伝えましょう。



喪中はがきを受け取っていたのに、年賀状を出してしまったことに気が付いた場合はどうすれば良いのでしょう?


その場合は、年内に電話やはがきなどでお詫びの連絡をいれておきましょう。相手に「喪中はがき送らなかったかな?」という余計な心配を与えず丁寧です。翌年でしたら寒中お見舞いを出してください。



喪中はがきを受け取った方から、香典やお供えをいただいた場合は、お返しは必要ですか?


やはり必要です。出来ましたら年内にお返しをすることをお勧めします。年内が難しいようなら年が明けてお返しされてもかまいません。その場合は、寒中お見舞い同様、松の内が明けた1月15日以降にお返しください。

この記事は2019年11月18日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。