冠婚葬祭-しきたりとマナー

結婚式引出物の由来・慣習

この記事は2015年07月27日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

引出物を選ぶのは本当に大変ですよね。ところで引出物の言葉の由来は?


ウエルカムベア引出物の由来は、平安時代にさかのぼります。平安時代の習慣で、貴族は宴の席でお客様に馬を贈っていたそうで、その馬を奥から引き出してきたことから「引出物」と言うようになりました。
やがて馬の代わりに「馬代(うましろ)」として金品を贈るようになり、引出物は宴の膳に添える品物や、招待客へのおみやげ物を指すようになりました。



婚礼の引出物に鰹節が使われるのは何故なのでしょう?


かつお節は背中の部分からできる「男節・雄節(おぶし)」と、おなかの部分からできる「女節・雌節(めぶし)」があります。
この「雄節(おぶし)」と「雌節(めぶし)」がぴったり合うことから、かつお節は婚礼の際、家庭を作るお二人の象徴の品とされてきました。
また、ぴったり合うものは世界に一組だけなんですよ。鰹節って実はロマンチックな一品なのです。


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引出物で黒い箱や包装紙をもらったことがありますが、黒って縁起が悪い色ですよね?


実は大進でも黒色の箱を使っているお菓子屋さんがありますので聞いてみました。黒には素敵な意味がありますよというお答えでした。
黒はすべての色を内に秘め、すべての光を吸収する色で、仏教では不動・不変の色とされ、心変わりのないことを示します。
お二人の縁が固い絆で結ばれることを意味されているそうですよ。




披露宴から帰る際に新郎新婦からもらうプチギフトですが、最近はいろいろありますよね。
よくドラジェやスプーンをもらいますが、なにか意味はありますか?


ドラジェはフランス語で「幸運の種」を意味します。祝菓子として「祝福に対する謝意」「幸せのおすそ分け」の意味があり、幸福、健康、富、子孫繁栄、長寿を意味します。
スプーンは「幸せをすくい取る」というジンクスがあるそうです。



ウエルカムベアーにも何か意味があるのでしょうか?なぜクマなのでしょう?


今は、いろいろな動物…犬や羊、またいろいろなキャラクター…ミッキーマウスなどのウエルカムドールがありますが、やはり一番人気はベアー、くまさんです。
ベアーはBEARと書き「支える」、「耐える」という意味があります。これから先、苦難があっても二人は耐え、支えあって乗り越えて行くという意味に通じ、結婚式にはぴったりな動物なんです。

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この記事は2015年07月27日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。